第４回マラウイ・ファンド支援報告

この度、青年海外協力隊でマラウイ国に派遣されている方々にご協力いただき、マラウイの北部に位置するルンピ県とムジンバ県の計１６の小学校に対してサッカーボール３３個を寄付しました。

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以下、協力隊Hさんからのご報告です。

ルンピやムジンバのみならずマラウイの公立小学校の予算はとても少なく、教材はもちろんのこと、遊具はほとんどない状況です。サッカーが大好きな子どもたちは多いですが、ボールを購入する余裕がないため、今までは紙や布を紐で巻いて作った球を使って遊んでいました。

今回寄付をいただけるということで、学校にニーズを調査したところ、先生や生徒から、みんなで遊べるサッカーボールが欲しいとの回答がありました。

その後、すぐにサッカーボールを支援したところ、あまり支援が入っていない地域のため、ボールを渡すや否や、子どもたちはみんな大喜びですぐにグラウンドで遊び始めました。

ある先生からは「このボールの寄付によって子どもたちの未来が変わるはず。子どもたちは国の未来だから。その子どもたちが学校で楽しく遊ぶことができる。本当にありがとう」という言葉をいただきました。たくさんの先生や生徒、子どもたちの親から感謝の言葉をいただきました。

私がボールを配布した地域では、家の手伝いや畑仕事で学校に毎日行けない子どもたちもたくさんいます。そのため学校の授業についていけず、学校に行く意欲を失う子どももたくさんいると聞いています。今回のボールの寄付によって、学校でサッカーができる！という、学校へ足を運ぶひとつのきっかけになると考えています。

私が活動しているルンピ県は、山に囲まれた田舎町でマラウイの中でも人々が温厚であり親切な人が多く、比較的治安も良い場所です。一方で、村人の生活環境はとても過酷であり、肥料代が払えずにメイズを適切に育てることができない村人や学費を払うことができずにテストが受けられない村人、また町には職に就けない若者もたくさんいます。

私は村人の小規模ビジネスの収入の向上を目的に日々,村に出向き活動しています。その中で気づくことは、寄付や支援に慣れている人もいる一方で、それ以上にビジネスに対してとても高いモチベーションを持っている村人もたくさんいるということです。モチベーションは高いが投資資金がない、物を作る加工技術を手にいれる手段を与えられていないなどビジネスインフラが全く整っていないため、なかなか貧困の状態から抜け出せません。そのような人たちに少しでもマーケティングや記帳などのビジネススキルを身につけ、自分達の力でお金を稼ぎ生活を豊かにしてほしいと考えています。

ボール配布時の様子

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最後に、マラウイ・ファンドご支援者の皆さま、ご協力いただいた協力隊の皆さま、マラウイ国のルンピ県・ムジンバ県の皆さまに深くお礼申し上げます。

マラウイ・ファンドでは今後とも支援を続けて参ります。

ご支援はこちら

https://kirikiriouen.jimdo.com/マラウイ-ファンド-malawi-fund/

また、自家焙煎珈琲屋 花野子（かのこ）様では、マラウイ産コーヒーの売り上げの一部をご寄付いただいております。コーヒー好きの皆さま、ぜひ一度ご賞味ください。

花野子様のご紹介はこちら

https://kirikiriouen.jimdo.com/コーヒーを飲んでマラウイ支援/

会計報告

為替0.148円/MKW（02/26）