2011年3月11日、私は生まれ故郷の大阪で就職活動をしていました。その日、大阪でも大きな地震があり、メディアで東日本大震災について知りました。そして、同年5月、NGOを通じて福島県で活動を始めたのが、私と東北との出会いでした。その後、気づけば約3年東北で活動していました。
この3年間、いろんな出会いがありました。日々、いろんな人と「復興」や「支援」のあり方について熱く議論したり、時には熱くなりすぎて体調を崩すこともありました。(苦笑)でもそれも含め、私にとってはかけがえのない思い出です。
そして、今日は忘れてはならない日です。私が今ここにいる原点に戻る日です。
今、私はマラウイというアフリカ大陸の一国で活動しており、日本から物理的に遠いです。しかし、私の想いはいつも東北に向いています。
私が今将来の夢に近づくためにここにいられるのも、東北での出会いが繋いでくれたと思っています。そんな大切なきっかけをくれた東北での日々を忘れられるわけがありません。
今まさに、3年間の復興支援の現場で得た知識や経験がマラウイの活動現場で大きく活きています。日々、東北での感謝の気持ちを忘れずに活動したいです。
写真は世界最貧国の1つとして挙げられるマラウイの経済を支えているタバコ畑の中にいるキラキラした子どもたちです。
なんだか、マラウイの希望に満ちた将来を見た気がして、とても嬉しかったです。
そして同時に、東北で出会った子どもたちも元気かなって思いました。
(写真はクリックすると拡大してご覧になれます / Click to enlarge the photo)
タバコ畑の中にいる子どもたち。2015年3月に当会スタッフである筆者撮影。