まもなく東日本大震災以来4年の月日が経とうとしています。まだまだ多くの助けを必要としている被災地の現状を改めて広く伝えたいと考え、復興に対する思いや現状などをお教え頂きたく、東北の方々をはじめその他の地域の方々に“声”を届けて頂きました。以下寄せられた言葉です。
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震災のmemory
私的には復興状況が進んでいるとテレビなどのマスメディアでは報道していますが、実際には大槌全体がまだまだ復興していないと感じます。多分その要因は、自分もはじめ震災で被災した方々に震災が与えた心への傷（影響）がとても大きいことにあるのではないかと思います。
日本の国民として、震災の被災者として、この心の傷は治らないと思います。
ですが、それは良い事でもあると思います。何故ならこの心の傷は、震災の記憶を風化させないため。
しかし、現状では震災から約4年たち私の身近にいる人々も震災の事を忘れかけています。
3.11の震災で亡くなられた方々や行方不明者を、家族や親戚に持っている方々はこの記憶を忘れないと思うのですが、3.11で助かった方々は、この記憶を忘れかけています。この未曾有の大震災の記憶を未来に語り継ぐ必要があると思います。
私には祖母がいるのですが、祖母のおかげで今この命があると思います。
祖母からうるさい位聞かされた、明治や昭和八年の津波・大地震の話のおかげで、3.11でもすぐに対処することができました。このように語り継ぐことによって、いつ大地震が来ても助かる命が増えると思います。
上の世代から聞かされた話がまた、いつかやって来ます。そのためにこの3.11の記憶を忘れないために書かせて頂きました。
最後まで見て頂き、ありがとうございました。m(_ _)m
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〈お名前〉
岩手県大槌町の高校生「大槌の刹那の灯火」様
〈添付写真説明〉
秘密の展望台から撮った景色。先月の中旬に撮影。
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