★☆馬搬☆★その名もBAHAN★

先日、吉里吉里国に噂のサムライキングが来てるとの話を聞きつけて見に行ってきました!

 

その時の様子がこれです。

きこり達が周りで木を切り倒す中・・・

悠々たる面持ちで作業を続けるサムライキング。

その姿は数回目の来国とは思えない程、落ち着いていました。

私は勝手に、サムライキングは重い木を引いているのでゆっくり木材置場へ向かうのかと思っていました。

 

しかし、その走る速度は想像を遥かに超えたものでした。

この写真を撮っているうちに目の前までサムライキングが迫っていた時には思わず立ち竦んでしまいました。

 

そしてもう一つ驚いたことがありました。

それはサムライキングの乗ってきた車です。

その車の写真がこれです。軽トラックの奥の車です。

見たところサムライキングがちょうど入るサイズ・・・。

この車に乗って遠野から来たとは、その忍耐力にも驚きです。

やはり彼にも東北魂が備わっているのでしょうか。

サムライキングのパートナーの方達も慣れた手つきでてきぱきと作業を進めていらっしゃいました。

 

では、最後に「馬搬」についてのお話を少しします。

馬搬とは別名地駄曳きと言います。この伝統技術は古くから林業の現場で行われている、山林から木材を運び出す際に馬を使って運び出す行為のことです。

馬を使うことで、山を痛めることなく作業ができ、山を守ることになります。馬も山も大事にすることができます。
林業機械が発達していなかった時代には、人力以外の貴重な労働力となっており、岩手県遠野市においても、昭和の中頃までは、40人以上の馬方が、チームを組んで搬出を行っていました。
しかし、林業の機械化等により、技術伝承が難しくなってきており、現在馬搬を営む事業者は、わずか3人となっています。
その継承者達は先人達が苗を植え、彼らに残してくれた偉大な財産を、彼らも受け継ぎ、手入れし、次世代へつないでいくのが責務だと考えています。
●参照:遠野馬搬振興会HP
※もっと詳しいことが知りたい方は
●参照:遠野市立博物館HP
にて昔の道具や資料が展示されてますので行ってみてください。

 

馬搬の説明の最後の段落の文言は吉里吉里国でも同じことが言えますね。私はこのように同じ思いを持った人たちが集まって作業を行うことによって新しい道が開けるのではないかと思います。

なぜなら、私の仕事でも同じ思いの人が集まるとすぐにプロジェクトが開始でき、成功に終わることが多いからです。

なので、吉里吉里国にとっても馬搬の方達にとっても今後とも相互扶助の関係になればいいなと思います。

 

ここまで馬搬のことを書いておいて何なんですが、実は私は動物があまり好きじゃありません。しかし今回人間と共に暮らすサムライキングに出会えたことで、少しだけ馬が身近な存在に感じることができました。
これからもサムライキングと馬搬継承者の皆様のご活躍をお祈り申し上げます。
くれぱ

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コメント: 1
  • #1

    あわちゃん (金曜日, 09 11月 2012 11:50)

    クレパサンキュー。すごい分かり易くて勉強なるし助かるよ。サムライキングとは良い思い出があって、一度撫でようとしたら、鼻息荒くあしらわれたんだよね。また会えるの楽しみにしてよ。